FGOをプレイし始めたきっかけ

 2015年のFGOリリースまで私はソーシャルゲームの類にはほとんど縁がなかった。色々なソシャゲがブームを巻き起こしたりガチャに関するあれやこれやが(主にマイナス方向で)話題にのぼったりしているのをネット上でただぼんやり眺めているだけの傍観者だった。しかしFateシリーズはもともと好きな作品だったため、その新作がソシャゲとしてリリースされると聞いた時に実際にプレイするかどうかは分からないけど一応事前登録とやらをしておくか、と登録誘導のURLをクリックしたのが沼への第一歩となった……。

 そんなこんなで事前登録は済ませていたものの、ソシャゲ自体に不慣れだったこと、また2015年7月のサービス開始後しばらくはシステム面その他諸々において残念な声しか聞こえてこなかったこともあり暫くの間は様子見を決め込み、アプリのインストールすらせずにいた。

 ようやくアプリをインストールしてプレイし始めたのは10月の初旬、お月見イベントの開催期間が終了した頃だった。当時シナリオ本編は2章までしか配信されておらず、システム障害も頻発、快適にプレイできるとは言い難い状況だったが、ソシャゲRPG自体初体験だったため他と比べて強い不満を感じるということもなく、「キャラクターみんな可愛いし基本無料で遊べるわりにストーリーもボリュームがあって面白いな~」くらいの温度感でまったりプレイしていた。楽しんではいたけれど、あのままの状況が続いていたら1年も経たないうちに熱が冷めていたかもしれない。

 しかし、需要と予算その他諸々が釣りあえば後からいくらでもシステムの改善や新要素の追加ができるのがソシャゲの強み。FGOも例外ではなく、プレイ環境は徐々に改善され、シナリオが追加されていくにつれて物語の吸引力も右肩上がりに上昇。本編以外のイベントも頻繁に開催されるようになり、魅力的なキャラクターもどんどん増えていく。これが楽しくないはずがない。5章が配信される頃には完オチ状態、FGOプレイが生活の一部と化していた。今では臍のあたりまで沼にどっぷり浸かってしまい、シャバに戻れる気がまったくしない……。

 

 ちなみに、冒頭で「Fateシリーズはもともと好きな作品だった」とざっくり記してしまったけれど、私はFateシリーズ全般(さらには型月作品全般)を網羅しているような上級者ファンには程遠く、かといって初心者というには少々深みにはまり込みすぎた感のある、非常に中途半端なレベルのファンです。

  具体的に通過してきた作品を挙げておくと、ゲームはPSVita版の『Fate/stay night』、『Fate/hollow ataraxia』の2作のみプレイ済。(『Fate/EXTRA』はシナリオ本を一読。)

 小説作品は(FGOプレイ開始後に読んだものが大半だが)、『Fate/Zero』、『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』、『Fate/strange Fake』、『Fate/Apocrypha』、『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』(←これはドラマCDも)と主要なところは概ねおさえているかな?といったところ。

 アニメも『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』以外の作品はほぼ観ていると思う。(プリヤについて補足しておくと、原作未読でTVシリーズもほとんど観ていないのにも関わらず劇場版『雪下の誓い』だけは評判を聞いて観に行った。行ってよかった。……などと書いていたらAmazonプライムビデオにプリヤTVシリーズがめでたくも追加されたので視聴し始めた。)

 漫画は作品数が膨大であるためごく一部の作品しか読めていないが、購入予算と読書時間さえ確保できればこのシリーズもあのシリーズも……と芋蔓式にはまっていくことは予想に難くない。

 他、ときどきだがTYPE-MOONエースを購入したりもしている。本当は各種マテリアルもまとめ買いしたいし、あれもこれも欲しい……。ああ、おそるべしFate沼……。